メッセージ(ホームページ開設にあたって)
福島雅典(京都大学大学院医学研究科教授)

平成12年4月1日、我が国はじめてのSchool of Public Health(公衆衛生大学院)として京都大学大学院医学研究科に社会健康医学系専攻が設置されました。以降私共は、鋭意新しい科学の教育確立に邁進してきました。

 私共は当大学院にて薬剤疫学分野を担当し、医薬品の開発における臨床試験のデザイン、管理および解析、副作用監視を専門とする実務者養成の責任を負っております。
 薬剤疫学は1980年代に米国で確立した新しい臨床科学でFDAの医薬品開発承認加速計画に対応する科学でもあり、医薬品の有効性の科学的評価と安全性の確保という社会的要請に応える任務を課せられております。

 別頁は当講座における教育概要(前期カリキュラム予定および後期予定)です。すでに本学をはじめ、全国の大学や病院から多くの臨床研究計画、解析相談を受けており、早急に人材養成を求められております。当教室では医薬品全分野についての欧米のup-to-dateな開発情報を収集し、現行、将来の研究、開発を促進するための強力なシステムを構築しつつあります。

 我が国では欧米に比べて臨床試験の基盤がまだ出来ておりませんが、人材がここにそろって今、ようやく臨床試験をデザイン、管理し、データマネジメントするコアシステムを日本の大学でははじめて創設しようとしております。この分野の科学の発達は著しく加速しており、これまでにない活発な情報交換、人材交流を欧米と進めることが求められております。私どもは新しいシステムで、この時代の要請に応えたいと思います。

 興味、関心をお持ちの方々のご連絡をお待ちしております。
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